チンパンジー飼育施設を大改装

2022/03/16 00:00(公開)
20日に披露する新施設の完成予想図(提供)
20日に披露する新施設の完成予想図(提供)
 豊橋総合動植物公園(のんほいパーク)は、チンパンジー飼育施設を大幅に改装した。20日に完成披露する。屋外には野生環境を模した遊具を備えた「エンリッチメント施設」を新調した。屋内施設もガラス張りにして見学しやすくした。
 エンリッチメント施設は、やぐらとジャングルジムからなる。表面に木目などを施した鉄骨数本をロープでつないだ。やぐらの高さは5・2㍍、ジャングルジムは4・6㍍と3・7㍍が2基ある。各遊具をロープでつないで渡れるようにし、野生のジャングルで木々を飛び移るような動きが再現できるという。
 敷地には穴の開いた丸太状の器具を置き、奥に詰めた餌を自力で取り出す訓練もできる。穴の位置は変えられ、知育トレーニングにも生かす。
 旧施設の老朽化に伴う改装費をクラウドファンディングで募った。昨年7月20日から2カ月余で、200人以上から820万円を調達した。
 屋内展示場は2月末に増築を完了。獣舎の一室を広くし、ガラス張りで展示できるよう改装した。チンパンジー本来の群れ行動をより近くで見られる。
 現在は新調したエンリッチメント施設に慣れるため、屋内施設でのトレーングに励んでいる。園によると21日には屋外放飼場で遊ぶ姿が見られるという。同園には50歳の雄を筆頭に7頭(雄4、雌3)が暮らす。
【加藤広宣】
屋内施設も新設したチンパンジー舎(同)
屋内施設も新設したチンパンジー舎(同)
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