TV番組「∞ゾッキ シリーズ」製作発表

　蒲郡と豊橋、豊田の３市を舞台にしたドラマと旅番組、ドキュメンタリーを合わせたテレビ番組「∞（むげん）ゾッキ　シリーズ」の製作発表会が３日あった。ほぼ全編を蒲郡で撮影し、昨年４月に全国公開された映画「ゾッキ」の続編として、ＢＳデジタル放送「ＢＳＪａｐａｎｅｘｔ（ジャパネクスト）」で放映する。
　映画「ゾッキ」は蒲郡出身の漫画家大橋裕之さんの原作「ゾッキＡ」「ゾッキＢ」から俳優の竹中直人さん、山田孝之さん、斉藤工さんの３人が監督を務めて実写映画化。続編として地域ごとにドラマと旅番組、制作の裏側を伝えるドキュメンタリーを合わせた番組を展開することにした。
　蒲郡だけでなく豊橋市、豊田市も撮影舞台にした。「ゾッキ」撮影時にできた人脈を通じて活動場所を広げた。３監督は再度、大橋さんの作品「ゾッキＢ」「ゾッキＣ」で監督を務めてドラマを制作する。旅番組は豊橋出身の俳優松井玲奈さん、ゾッキに出演した鈴木福さんが旅人になって発信する。
　蒲郡市竹島町の「蒲郡クラシックホテル」であった発表会では、竹中さんが「他の地域も舞台となってゾッキを続けていけることがうれしい。面白い作品を作りたい」と意気込みを語った。豊橋市の浅井由崇市長は「豊橋の魅力が発信され、移住定住が進むことに期待します」と述べた。
　撮影した番組は「ＢＳジャパネクスト」で17日から放映される。また５月には３市でイベント上映会を計画する。
【安藤聡】