「不法投棄防止パネル」を無料提供

　豊橋市廃棄物対策課は、不法投棄されない環境づくりを推進するため、校区自治会や市民などに「不法投棄防止パネル」を無料提供する取り組みを始めた。
　市内での不法投棄は昨年度は１５１件で減少傾向にある。これまで、市は道路や河川敷などで看板を設置して不法投棄しないよう呼びかけてきた。ただ事業所や住宅、畑などは私有地であるため看板を設置できず、土地所有者が看板を立てるのは負担になっていた。
　そこで同課は、職員の提案で、簡単に設置できるラミネート加工したパネルを作ることにした。そして環境部のキャラクター「かん田きょう子さん」を使い、不法投棄とポイ捨ての禁止を促すＡ４判とＡ３判のパネルを作った。「不法投棄は犯罪だに！」「こんなところにごみ捨てちゃいかん」と三河弁で呼び掛けている。
　市廃棄物対策課（０５３２・51・２４１０）に必要な数を担当者に伝えるともらえる。
　同課の田中昌博さんは「地域と協力して住みよいまちづくりを目指していきます」と話した。
【林大二朗】