大二朗記者の空から訪問

2022/05/30 00:00(公開)
今も変わらない姿であり続ける大恩寺の建物=豊川市御津町で
徳川家ゆかりの豊川・大恩寺

 豊川市御津町の徳川家ゆかりの寺「大恩寺」を25日、空から訪問した。
 新宮山の浄光院が前身。1490年には現在の場所に移転、徳川家康の父、松平広忠により建物が修復されるなど松平家の保護を受けていた。
 山門は県指定有形文化財。1672年に大垣城主の戸田采女正が寄進した。山門建築の代表的な遺構とされ、今年で築350年を迎えた。
 立派な山門と本堂を空から同時に拝みたいと思い、住職の中島教英さんに許可を得て取材した。風もなく絶好のドローン日和。文化財に傷を付けないよう集中しながら飛行させた。
 上空25㍍からの見ると豊かな自然に囲まれながら、数世紀の時が過ぎても変わらずあり続ける姿があった。山門を空から見下ろすと瓦と柱の表面が、白くはげている部分を見つけた。350年間、風雨に耐えてきた証拠だ。
 本堂では瓦の上に大きな狛犬がいた。カメラの望遠機能を使い、口を開けた狛犬を正面からのぞくと笑っているような表情に感じた。ドローンでしか見られない光景だ。
 中島住職は「地元に愛される寺として、これからも文化財を守っていきたい」と話した。
【林大二朗】
350年にわたり訪れた人を出迎える山門
本堂の瓦の上で笑っているかのような狛犬
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