「はやぶさ2の冒険」展示

　蒲郡市生命の海科学館は、小惑星リュウグウの表面サンプルのレプリカを12日から展示する。ＪＡＸＡ（宇宙航空研究開発機構）の協力。８月28日まで。
　小惑星探査機「はやぶさ２」が地球に送り届けたサンプル。「ＪＡＸＡ宇宙科学研究所はやぶさ２プロジェクト」と神奈川県相模原市などは連携事業として、このレプリカを多数作成し、全国１９１の協力施設で「はやぶさの日」（13日）に合わせて一斉展示を企画した。科学館はその中の一つ。館では常設展示する水と有機物を含んだ「マーチソン隕石」とリュウグウの関係性を伝える講演会や、「はやぶさ２」の帰還カプセルの展示会を開くなどしてきた。
　展示するレプリカは８㍉サイズの実物大２点と10倍にした８㌢サイズ１点。また来場者を楽しませるため、各学会で発表された最新成果の紹介や「はやぶさ２」の冒険を振り返るパネルを作成している。
　場所は科学館１階「海のひろば」で。入場無料。ただし、新型コロナウイルスの感染防止として入館予約が必要。
　山中敦子館長は「若い世代や子どもに理科や科学への興味、関心を深めてもらう企画になっています」と話した。
【林大二朗】