豊橋市消防本部「日勤救急隊」が発足

2022/07/01 00:02(公開)
1日から運用開始する「本部日勤救急隊」の隊員(後列)ら=中消防署で
1日から運用開始する「本部日勤救急隊」の隊員(後列)ら=中消防署で
 豊橋市消防本部「日勤救急隊」が6月30日、中消防署で発足式を開いた。育児休業明けや定年などで現場を離れた職員を再任用した。救急要請が集中しやすい昼間の救命率の向上とともに、女性活躍の場を広げることなども期待される。1日から運用を開始する。
 育休や定年退職などで一時職場を離れた職員ら7人で結成した。現場志向が強いが、家庭の事情などで勤務時間帯が日中に限られていた職員を生かすことにつなげたい考えだ。
 隊員らは「リスタートプログラム」という約2カ月間の研修で、新知識や技能などを学んで現場復帰に必要な感覚を取り戻したという。
 発足式には浅井由崇市長らを迎え、交通事故現場を想定した救急救命のデモンストレーションを披露した。
 荘田文音消防士長と岩佐裕子消防士は、ともに出産と育児で5年ぶりの現場復帰となった。
 荘田さんは「新型コロナウイルスへの対応を新たに学んだ。職場の顔ぶれは大幅に変わったのには驚いた。女性の視点を生かして市民の安心を与えたい」と意気込んだ。岩佐さんは「家庭の母として多様な働き方ができる。隊員と母との役割を両立したい」と述べた。
 消防本部によると市内の救急出動は昨年度で1万5000件超、コロナ禍以前と同水準に増えている。女性活躍の推進策で来年度も女性1人を再任用する予定だ。
【加藤広宣】
交通事故現場を想定したデモンストレーション(いずれも提供)
交通事故現場を想定したデモンストレーション(いずれも提供)
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