東栄町を拠点に活動するプロ和太鼓集団「志多ら」の布施洸芽(こうが)さん(20)と澤田龍貴(りき)さん(20)が2年間の研修期間を終え、2日からスタートするツアー「郷唄~さとうた」でプレーヤーとして正式デビューする。新型コロナウイルス禍で人前での活動が制限された中、励まし合って活動を続けた。
布施さんが川崎市、澤田さんが半田市出身。本来なら、入団して東栄町で生活を始めるのは4月だが2020年当時は最初の緊急事態宣言が出たため、6月に延期された。2カ月間は自宅と東栄町をオンラインで結び、リモートで筋力トレーニングや太鼓の打ち方練習に励んだ。
プレーヤーが持つバチは各自で調達する。仕入れたヒノキの角材をかんなで削ったり、やすりで磨いて丸い棒状に仕上げる。「練習の時にも傷ができるため、何本も用意します」と布施さんは説明する。
コロナの感染拡大が深刻化して上演が中止となる中、先輩たちとのやりとりの機会は増えた。「力を入れて打つのではなく、力を抜いて打つことなど基本を学べました」と澤田さんは振り返った。
今回のツアーで譜面のない曲は映像を見て打ち方を学んだ。2人は「ここまで支えてくれた人たちに感謝の気持ちを伝える場にしたい。若く新しい風を吹かせたい」と意気込む。
ツアーは12月3日まで続く。東三河では新城文化会館が今月24日、豊橋市民文化会館が8月11日。問い合わせは志多ら(0536・76・1708)へ。
【安藤聡】