蒲郡市竹島水族館は、飼育しているカピバラの雌「めめ」が、今月12日に5頭の赤ちゃんを出産したと発表した。雌3頭、雄2頭で20日、屋外展示場で親子のお披露目会が開かれ、大勢の来場者が親子の姿を見て癒やされていた。
カピバラはほかに、雄の「しんた」がいる。昨年、市内の医療機器製造「ニデック」と警備会社「豊田東海警備蒲郡本部・日本信託警備」が水族館にプレゼントした。
「めめ」は5月に妊娠が発覚して以降、哺乳類の飼育担当を務める桃井綾子さんらが、経過観察を続けていた。桃井さんによると、開館中に屋外展示場で5頭を出産しているのを発見し、立ち会った。多くの来場者に見守られながら、無事に5頭を産んだ。
その後、職員は展示場に隣接する獣舎で子育てが初めての「めめ」をサポートしてきた。また、順調に子育てができるように、「しんた」をバックヤードに移動した。「めめ」が落ち着いて子育てする様子が確認できたことから、来場者に披露することにした。
この日、5頭は「めめ」と一緒に、緊張した様子で獣舎から展示場に出てきて、キャベツやレタスなどの野菜を食べた後、場内を跳ねたり、走り回ったりした。
来場者は、その様子をスマートフォンで撮影した。親子で名古屋市から来た亀井美湖さん(9)は「小さくて、すごいかわいかった」と笑顔で話した。
桃井さんは「無事に生まれてきてうれしかった」と話した。来場者に対しては「毎日、成長する様子を見に来てほしい」と述べた。
展示は午後2~4時。ただし、天候や「めめ」らの体調により、展示時間の変更や中止する場合がある。
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愛知県蒲郡市生まれ。2020年、地元蒲郡が好きで東愛知新聞社に入社。同年から蒲郡担当、市政や地域行事、文化など全般を取材。ドローンを使って東三河の名所を空撮したルポ「大二朗記者の空からの訪問」を不定期連載。これまで、三河大島や三河国分尼寺跡、日出の石門などを空撮してきた。ドローン技術向上のため、国家資格「一等無人航空機操縦士」を24年に取得。読者の皆さんが楽しんでもらえる記事と記憶に残る写真を掲載できるよう、日々、頑張っていきます。
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