豊橋で「全国肢体不自由児者父母の会」全国大会

2022/09/11 00:00(公開)
約450人が参加した全国大会=いずれもロワジールホテル豊橋で
約450人が参加した全国大会=いずれもロワジールホテル豊橋で
 「第55回全国肢体不自由児者父母の会連合会全国大会」「第57回東海北陸肢体不自由児者父母の会連合会愛知大会」が10日、豊橋市藤沢町の「ロワジールホテル豊橋」で始まった。全国各地の障害者や家族、福祉、行政関係者、ボランティアら、オンライン参加者も含め約450人が集まった。全国連合会など主催、東愛知新聞社など後援。
 全国大会は全国の7ブロックが持ち回りで開いており、豊橋市での開催は8年ぶり2度目。大会テーマを「住み慣れた地域で自分らしい生活ができる共生社会の実現!」とし、障がいが重くても輝ける日々を過ごすこと、家族に重い負担をかけずに生きること、働く意欲を持ち続けること、地域社会の中で皆と一緒に暮らしたいと思うこと、それらの望みをかなえていこうと講演を聞いたり、分科会で意見を交わしたりした。
 大会委員長の荻野義昭・県肢体不自由児・者父母の会連合会会長が「開催できたことが成功。感じたことを持ち帰り、今後の活動に生かして」などとあいさつ。続いて、主催者の清水誠一・全国肢体不自由児者父母の会連合会会長、大村秀章知事、豊橋市の浅井由崇市長があいさつした。
 式典後は、「誰もがともに生きていくことができるまちづくり」と題した基調講演(トークセッション)のほか、肢体不自由児者に期待されるICTの活用や、教育、就労、「大地震に備える」をメインテーマにした分科会なども開かれた。
 「まずは皆が外に出ること、活動を知ってもらうことが大切。子どもたちのために何ができるかを考え、暮らしやすい社会を実現させたい」と荻野会長。会場横では地元福祉施設による自主製品の販売会なども開かれた。
【田中博子】
式典後のトークセッション
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