豊橋美博の壁 児童生徒が絵を描く

2022/09/21 00:02(公開)
壁画制作に参加した桜丘中の生徒=豊橋市美術博物館で
壁画制作に参加した桜丘中の生徒=豊橋市美術博物館で
 豊橋市美術館博物館は、市内の10小学校と6中学校、くすのき特別支援学校と連携した壁画「美術館をキャンバスに」の制作を進めている。10月15、16の両日に開催予定の「豊橋まつり」で一般公開する。
 同館は6月から改修整備工事に伴い、休館していたが、建設資材の調達が遅れた影響で工事が一時中断した。現在は臨時開館している。
 学芸専門員の丸地加奈子さんは、10月頃から工事が再開するにあたり、張り替える壁に絵を描いたら面白いと思いつき、壁画づくりを企画。市内の小中学校に協力を依頼し、実現した。
 テーマは「1本の線」。参加校の教諭が黒で線を描く。児童生徒は道や地平線などさまざまに解釈し、好きな絵を描いていく。最後は各校の線がつながり、1本の線となる。
 17日、私立桜丘中学校の2年生98人が参加。生徒は絵の具や色鉛筆を使い、鳥や地球、雲、オリジナルキャラクターなど描きこんだ。
 参加した松橋汐里さんは「貴重な体験ができて楽しかった」と笑顔。丸地さんは「生徒や学校、いろいろな年代層をつなげる作品になることを、楽しみにしています」と話した。
 10月15~16日の一般公開は、同館のクロージングイベントとして開催。当日参加できるワークショップを予定している。
【林大二朗】
絵の具でイメージした雲を描く生徒
絵の具でイメージした雲を描く生徒
続きを読む

購読残数: / 本

この記事は登録会員限定です
この記事は有料購読者限定記事です。
別途お申し込みをお勧めします。
最新記事

日付で探す

光生会 さわらび会 蒲郡信用金庫 住まいLOVE不動産 虹の森 藤城建設
hadato 肌を知る。キレイが分かる。 豊橋法律事務所 ザ・スタイルディクショナリー 全国郷土紙連合 穂の国