豊橋市自治連合会がリモート会議など普及へ

2022/09/22 00:02(公開)
スマホ画面でのZoom操作に苦戦する受講生=豊校区市民館で
スマホ画面でのZoom操作に苦戦する受講生=豊校区市民館で
 豊橋市自治連合会は今年度から、自治会の会合などへのデジタル機器活用策に乗り出した。校区市民館のインターネット環境を生かし、非対面でも可能なオンライン会議システムの使い方などを学ぶ「デジタル化応援講習」を各地で開く。若い世帯主や女性らの自治会運営への参加にもつなげたい考えだ。
 生活の多様化や高齢化に伴い外出が難しくなるなどの理由で、一堂に集まる会合は日程調整が難しくなりつつある。
 市と自治連合会は今年度事業で自治会のデジタル化推進を掲げ、市内10ブロックで各校区の役員らを対象にオンライン会議システム「Zoom」の使い方などを学ぶ講習を始めた。
 21日は豊校区市民館を会場に岩田、豊、多米など6校区で開いた。スマートフォンなどの通信端末を使ってアプリをダウンロードし、会議の招待や入室に必要なIDやパスワードの設定方法などを学んだ。
 受講者の中には高齢者も多く、「アプリって何ですか」「WiFiにつなげる方法が分からん」などと講師らに疑問点をぶつけた。
 自治連合会の副会長で多米校区の川本恭久自治会長(73)は「自治会でのデジタル活用は最近の大きな課題。校区単位で集まる連合会でも、会場の市役所から遠い地域などは出席も敬遠されがちになる。Zoomで気軽に参加できれば移動の手間も省ける」と普及促進を期待する。
 市民協働推進課では「まず『できる』ことを体感して、デジタル機器活用の一歩となれば」と話す。自治連合会は12月の今年度第6回理事会を初のオンラインで開く。
【加藤広宣】
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