豊橋の交通危険箇所アプリ試験運用

2022/10/21 00:00(公開)
地図に危険箇所などを示した「豊橋市交通安全アプリ」とQRコード
地図に危険箇所などを示した「豊橋市交通安全アプリ」とQRコード
 人身事故発生件数の県内ワーストワンを脱しようと、豊橋市は豊橋技術科学大学と共同で危険箇所を地図データで知らせる「豊橋市交通安全アプリ」を開発、18日から試験運用を始めた。今後は利用者から指摘された情報も盛り込み、さらに磨き上げて来年3月の本格運用を目指す。
 アプリは地図データに事故が起きやすい地点を赤色で示し、色の濃淡で発生頻度も表した。
 データ採取には公用車50台と公共交通機関の40台を使い、車載器で記録した急ブレーキや他の車両の車線逸脱、割り込みなどの運転データから危険箇所を割り出した。さらに警察の事故発生状況データも生かした。
 このほか、通学路注意地点は青で、制限時速30㌔のエリア「ゾーン30」を緑で示し、自動車運転者への周知を図る。
 試験運用期間中はアプリ利用者が危険と感じた地点を登録できる。すでに指摘された危険箇所についての追認の機能もある。登録数が多いポイントを本格運用版に生かしたり、今後の安全対策にも役立てる。
 市内で2021年に起きた人身事故は1478件。前年比174件減ってもなお県内ワーストから抜け出せない状況だという。市安全生活課によると、もっとも発生頻度が高いのは信号のない交差点で、車同士の出合い頭の衝突事故が多いという。
 安全生活課は「歩行者や自転車も巻き込まれかねない。危険箇所を頭に入れることで察知してもらえたら」と話す。
 試験運用中は専用のアプリサイト=QRコード=へ都度アクセスが必要。
【加藤広宣】
濃い色で示された危険箇所=広小路3で
濃い色で示された危険箇所=広小路3で
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