藤ノ花女子高の山崎校長に国税長官表彰

　名古屋国税局は今年度の管内納税表彰者を発表した。租税教育推進の功績で藤ノ花女子高校校長の山崎宏人氏（62）が国税長官表彰に選ばれた。名古屋国税局長表彰は東三河法人会副会長の鈴木正氏（68）＝中部シーリング印刷社長＝と、新城法人会副会長の原田安生氏（64）に決まった。
　山崎氏は学校教育の現場で長年にわたる租税教育への取り組みが評価された。同校では税に関する作文コンクールへの作品応募のほか、豊橋税務署と連携した租税教室はそれぞれ50年近く続く。1989年の消費税導入時から文化祭で税に関するパネル展示や税金クイズで知識の向上に努めてきた。
　国税長官表彰は租税教育の普及啓発に尽くした個人、納税道義の向上に貢献した各種団体役員が対象。豊橋税務署管内での表彰者は2020年以来となる。
　名古屋国税表彰の鈴木氏は東三河法人会で長年にわたり理事を務め、昨年５月から副会長と豊橋支部長を兼任。原田氏は新城法人会理事を経て2009年５月から副会長兼北設支部長を務めている。
　局長表彰式は名古屋市内で28日に開かれる。
【加藤広宣】