豊橋のピッコロファームでホースセラピー体験会

　豊橋市若松町の牧場「ピッコロファーム」で10月30日、ホースセラピーの体験会があった。ダウン症の子どもたち19人が乗馬体験や動物との触れ合いを楽しんだ。東三河で活動する、ダウン症の子どもたちと家族が交流する「かめのこハウス」が主催した。
　ファームでセラピーホースとして活躍する元競走馬の「ロベルクランツ」や、ポニーの「アルビナＪｒ」に乗り、ファーム代表の長江清仁さん、久美子さんのサポートで馬場を１周した。初めて馬に乗る子は最初はおそるおそるまたがったが、慣れると笑顔を見せ、カメラを向ける保護者らに手を振った。
　かめのこハウス代表の大谷裕子さんによると、乗馬は運動発達がゆっくり進む子どもにとって体幹を鍛えるのにも役立つという。「動物との触れ合いを通してさまざまなことが身につく。ぜひ、親しんでもらえたら」と語った。
　ファームでは見学や乗馬レッスン、セラピー体験の参加者を募集している。完全予約制。問い合わせはピッコロファーム（０７０・１６２７・７４１９）へ。
【岸侑輝】