豊橋で初の犬猫チャリティーイベント盛況

　豊橋初の犬猫チャリティーイベント「犬ハピ」が３日、豊橋競輪場で開かれた。実行委員会主催、東愛知新聞社など後援。入場無料で、市内のほかに田原や浜松からも犬を連れた多くの人々が詰めかけた。
　ペットの雑貨、フード、アクセサリーなどを取り扱う34のマルシェが登場。大型犬はリードにつながれ、小型犬はベビーカーに乗ったり、布袋で抱かれたりしながら、飼い主と一緒に会場を回った。犬はよくしつけられており、トラブルも起きなかった。競輪場のバンク中央にある芝生広場では、犬が飼い主と一緒に気持ち良さげに散歩したり、記念写真に収まったりした。
　実行委によると、公立公園では物販が認められないところもあるため、これまで豊橋では同種イベントは開けなかった。交渉の結果、豊橋競輪場が使用できることとなり、数カ月前から各地のマルシェなどでチラシを配り、来場を呼びかけたという。
　保護犬活動に取り組む４団体も啓発活動や物販による医療費集めなどをした。このうち「一般社団法人ＳＯＲＡ小さな命を救う会」は「いのちの授業～動物たちの未来のために」と題して動物福祉の講座を開催。○×式のクイズを取り入れながら、犬猫の現状を伝えた。
　実行委員長の福世倫子さんは「２度、３度と続けたい。犬猫への理解が広まってほしい」と話した。
【山田一晶】