南米で書道のワークショップ

2022/11/16 00:00(公開)
書を体験する日系人たち=パラグアイのピラポ移住地で(いずれも提供)
書を体験する日系人たち=パラグアイのピラポ移住地で(いずれも提供)
豊橋の浜野さん報告

 書道家の浜野龍峰さん(62)=豊橋市北山町=が南米パラグアイを2~8日に訪問し、書道のワークショップを展開した。
 2000年以降、書の文化を世界に広げようと定期的に海外で活動しており、南米へは14年から訪問を続けている。今回は現地の日本大使館が協力し、首都アスンシオンをはじめ、日本人が多く住むピラポ移住地などで講演会やワークショップをした。現地の人たちに筆で字を書いてもらったほか、浜野さんが書について講演した。大きな字を書くパフォーマンスも披露した。
 うちピラポは、日本の昭和の雰囲気を感じたという。移住が始まったのは1960年で、懸命に働き日系社会を築いた。現地の日系人たちは日本語で生活し、日本人としてのアイデンティティーを保つ。筆で字を書くのは数十年ぶりという人たちが多く、懐かしそうに「花」などの文字を書いた。
 浜野さんは「7年前に訪問したボリビアのサンフアン移住地でお世話になった方の娘が、ピラポへ嫁ぎ2児の母になっていました。人の縁を感じる訪問でした。南米に息づく日本を感じることができました」と話していた。
【竹下貴信】
書について語る浜野さん
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