東三河初の感染症病棟着工へ 豊橋市民病院で安全祈願祭

2022/11/25 00:02(公開)
来年度末の完成を目指す感染症病棟(完成イメージ、提供)
 豊橋市青竹町の市民病院で24日、年明けに着工する感染症病棟の安全祈願祭があった。新型コロナウイルス以外の感染症にも備えた東三河初の施設。診察や検査を建物内で一貫できる。浅井由崇市長らが出席し、工期の安全と無事の完成を願った。稼働は2024年春頃。
 南病棟の隣接地に建設する鉄骨平屋建て約908平方㍍。既存のコロナ病床を集約し、全個室の10床とする。個室内はウイルスなどの飛散を抑える陰圧化のほか、建物内で診察や胸部撮影など一定の検査ができる。新型コロナをはじめ、MARS(マーズ)やSARS(サーズ)などの感染症にも対応できる。
 コロナ禍に伴い市民病院ではこれまで、一般病棟の改装でコロナ専用病床を確保してきた。陰圧設備のある病室は一部の個室のみで、コレラや赤痢などの感染症に限られていた。市は来年度までに総額11億円を投じ、24年2月の完成を目指す。
 この日は施工業者が祈願祭を開き、浅井市長や浦野文博院長ら関係者が工期の無事を願った。
 浅井市長は「コロナ禍は3年目で感染第8波も始まりつつある。東三河では唯一の専用病床を持つ第2種感染症指定医療機関として、重要な責任と役割を担う施設」と述べた。
【加藤広宣】
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