地域猫のためのGCF 豊川市が目標クリア

2022/12/21 00:00(公開)
豊川市にいた飼い主のいない猫の集団(提供)
 豊川市が挑戦していた地域猫のためのクラウドファンディングは19日に締め切られ、目標の200万円をクリアし、222万6000円が寄せられた。
 「人も猫も幸せなまちづくりのために!地域猫活動推進プロジェクト」と銘打った。2020年に続く第2弾。自治体が主導するクラウドファンディング(GCF)で資金を募り、地域猫活動団体に猫の不妊・去勢手術費を補助する。
 同市では昨年度、300匹を超える猫が交通事故などで命を落としている。また住民からふん尿などの相談・苦情が寄せられている。これら問題を解決するため、地域で野良猫を捕獲して手術し、元の場所に戻して餌やトイレを管理する地域猫活動を広めようとしている。
 前回は100万円の目標額で504万円を集めた。その資金が今年度中に枯渇することから、9月20日から90日間で第2弾にチャレンジすることになった。
 ただ前回と比べ、今回はスタートダッシュに失敗。関係者が気をもんでいたが、残り1週間でスパートがかかり、締め切り3日前の17日に目標額を突破した。今回は、手術費だけでなく、捕獲した猫の病院への移動費用、地域猫となった後の餌代、トイレの管理代などの必要な経費の一部の補助も始める。
【山田一晶】
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