書家・浜野さんとまちなか図書館長が対談

2022/12/24 00:00(公開)
種田館長の質問に答える浜野さん㊨=まちなか図書館で
 豊橋市まちなか図書館で17日、「館長がいま会いたいひと」が開かれた。豊橋市北山町の書道家浜野龍峰さんが、今年4~5月に鹿児島県奄美市で開いた展覧会「平和への想い」や、字を書くことの意味、好きな本などについて語った。
 月に1回、種田澪館長が人を招いてトークを繰り広げる。今回が12回目。 
 奄美市の展覧会で、知覧から飛び立った特攻隊員の名字や、給油のために喜界島に立ち寄った隊員が植えた「天人菊」を歌った歌詞を書いた作品を展示した。浜野さんは「知覧特攻平和会館で特攻隊員が残した遺書を見た。筆跡から生き続けたい気持ちが伝わってきました。生きたくても死ぬしかなかった人たちがいた。自死は決して良くない。そして自死に追い詰める人はもっと良くない」と訴えた。
 また書くことの意味は、「真心を込めて字を書けば、自分や他者を思いやる心が育つ。スマートフォンやパソコンで文字を打ったのでは、心は育たないのでは」と述べた。
 好きな本として「方丈記」を挙げ「金、地位、名誉に執着しても意味がないことを伝えている。断捨離をする人が多い今の時代に合っている」と紹介した。
【竹下貴信】
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