愛知県原水爆被災者の会「愛友会」副理事長で被爆2世の大村義則さん(68)=碧南市=が26日、新城市商工会館で開かれた「奥三河九条の会」の会合で講演した。
愛友会は、2024年12月にノーベル平和賞を受賞した日本原水爆被害者団体協議会(被団協)の構成団体。大村さんは授賞式のあったノルウェーを訪れて関連行事に参加した。
平和賞の意義について「広島と長崎の被爆者による草の根の活動が、80年にわたって核兵器を使わせなかった。そして未来に向けて世界の人々が平和を願うことも込められる」と述べた。オスロ図書館でノルウェー国民らに講演したことを報告した。
「20歳で召集された父は長崎に入って被爆した。被爆地のにおいが戻ってくるからあまり話したがらなかった」と述べた。そして「10歳以上で被爆して証言できる人が少なくなっている。次の世代に体験を語り継ぎ、核廃絶の必要性を訴え続けたい」と語った。
今年は被爆から80年。毎年国内である「平和行進」で県内は5月下旬~6月上旬に通る。奥三河4市町村では6月1日に開催を呼び掛けた。
購読残数: / 本
浜松市出身。大学卒業後、母親の実家があった豊橋市に住む。スポーツを皮切りに、蒲郡市政担当15年を経て現在新城市と北設楽郡を担当する。映画ロケの炊き出しからご当地グルメとなった「ガマゴリうどん」など、まちぐるみで取り組む姿を取材するのが好き。
週間ランキング
大学入学共通テストに「豊橋」が出題される 地理総合、地理探究で4問 【負けヒロインが多すぎる!】道の駅とよはしで「おいしいマケイン」新登場 豆菓子やポップコーンとコラボ レストラン「たかすライス」が豊橋市高洲町にオープン イチローさん大リーグ殿堂入り 東三河からも祝福の声 ユーモ豊橋2025、都立蔵前工科高校模型部に栄冠 NHK「サラメシ」に豊橋出身の画家松井守男さんの愛した「うな重」が登場 16日午後8時15分から放送 【三遠ネオフェニックス】新GМに北郷謙二郎氏 「Bプレミア」へ体制づくり 愛知、静岡の県警が合同訓練 「トクリュウ」など越境事件への連携強化 「マッチョ介護」が豊橋に進出、「NOIE TOYOHASHI」が上野町にオープン 【豊橋】吉田城跡の武家屋敷で三河初の池の遺構も 見えてくる武家の暮らし日付で探す