新城で愛友会大村さん講演 被団協ノーベル平和賞受賞の意義など説明

2025/01/27 00:00(公開)
講演する大村さん=新城市商工会館で

 愛知県原水爆被災者の会「愛友会」副理事長で被爆2世の大村義則さん(68)=碧南市=が26日、新城市商工会館で開かれた「奥三河九条の会」の会合で講演した。

 

 愛友会は、2024年12月にノーベル平和賞を受賞した日本原水爆被害者団体協議会(被団協)の構成団体。大村さんは授賞式のあったノルウェーを訪れて関連行事に参加した。

 

 平和賞の意義について「広島と長崎の被爆者による草の根の活動が、80年にわたって核兵器を使わせなかった。そして未来に向けて世界の人々が平和を願うことも込められる」と述べた。オスロ図書館でノルウェー国民らに講演したことを報告した。

 

 「20歳で召集された父は長崎に入って被爆した。被爆地のにおいが戻ってくるからあまり話したがらなかった」と述べた。そして「10歳以上で被爆して証言できる人が少なくなっている。次の世代に体験を語り継ぎ、核廃絶の必要性を訴え続けたい」と語った。

 

 今年は被爆から80年。毎年国内である「平和行進」で県内は5月下旬~6月上旬に通る。奥三河4市町村では6月1日に開催を呼び掛けた。

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安藤聡

浜松市出身。大学卒業後、母親の実家があった豊橋市に住む。スポーツを皮切りに、蒲郡市政担当15年を経て現在新城市と北設楽郡を担当する。映画ロケの炊き出しからご当地グルメとなった「ガマゴリうどん」など、まちぐるみで取り組む姿を取材するのが好き。

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