「長篠の戦い」クリアファイル作製

2022/12/26 00:00（公開）

社会

クリアファイルをPRする松山さん=新城市内で

　新城市の松山和彦さん（52）が、「長篠の戦い」に関連する武将らにスポットを当てたクリアファイル９種類を作った。徳川家康はじめ、ゆかりの９人を紹介する。１枚３３０円（税込み）。道の駅「鳳来三河三石」などで販売中。
　農業と土産開発を手掛ける松山さん。「学校の歴史の授業でも出てくる有名な戦いなのに、当地に土産品が少ない」と、ファイル作りを考えた。９人を選び、ポーズや決めぜりふ、ふさわしい背景を決めた。イラストは元将棋女流棋士の藤田麻衣子さんが描いた。
　家康のほかに織田信長▽長篠城主の奥平信昌▽▽その妻で夫の寝返りで山県昌景によってはりつけにされた於ふう▽援軍を呼びに走り武田方に捕らえられてはりつけにされた鳥居強右衛門▽武田勝頼▽武田四天王の馬場信春▽昌景の首級を敵に奪われないよう持ち去った志村貞盈▽兄と次兄を討ち取られた真田昌幸－の９人。
　家康は柵の前で立ち「これが馬防柵の力よ」とのせりふが。信長は本陣地の前で火縄銃を持って「見よ　鉄砲の威力を」。強右衛門は「援軍、来る」、勝頼は「進軍あるのみ」。信昌は、籠城戦で食いつないだタニシの絵が描かれ「希望の狼煙（のろし）があがる」、於ふうは処刑前の言葉「来世畜生に生まれたい」としている。
　各５００枚を作った。「鳳来三河三石」の他に今泉紙店、設楽原歴史資料館、長篠城址史跡保存館、医王寺、道の駅「したら」で販売している。
【安藤聡】

購読残数： / 本

この記事は登録会員限定です

この記事は有料購読者限定記事です。
別途お申し込みをお勧めします。

有料会員に申し込む

合わせて読む