星野産商がシェルマよしご整備に協力

2023/01/14 00:00(公開)
山下市長㊧と星野社長=田原市役所で
田原市へ鉄スラグ活用の路盤材と施工費贈る

 田原市の「東京製鐵田原工場」の鉄スラグ処理を請け負う「星野産商」(本社、弥富市)は、田原市吉胡町にある「吉胡貝塚史跡公園」(シェルマよしご)の散策路と従業員駐車場を整備する路盤材とその施工費用の55万円相当を寄付した。13日、田原市役所で贈呈式があった。
 東京製鐵田原工場の電気炉から出る鉄スラグを活用した路盤材。酸化鉄を多く含み、すり減りなどに強いほか、アルカリ性の高い石灰分が水分と反応して固化するため防草剤効果があり、コンクリート材料の代替品として使用できる。
 贈呈式では星野産商の星野泰相社長があいさつ。以前から地域に支援するきっかけを探しており、貝塚公園の散策路が経年劣化で凸凹になっていると東京製鐵から聞いたという。「国際的に注目度の高い史跡公園の整備に微力ながら貢献できて非常にうれしい」と語った。路盤材について「コンクリート材料の代替品としていたずらに自然を削ることなく使え、地産地消にもかなう」とSDGs(持続可能な開発目標)に資する点を紹介した。
 星野社長から目録を受け取った山下政良市長は「地元で作られたものを活用し、地元の施設を整備する。これからも活用し、繰り返していければ」と話し、星野社長に感謝状を手渡した。
 施工は昨年12月19日にあった。
【岸侑輝】
施工時の写真(提供)
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