「第22回東三河ビジネスプランコンテスト」の表彰式が21日、豊橋市西幸町のサイエンスコアであった。一般事業部門は各種メッシュフィルターやマスク加工販売「くればぁ」が最優秀賞に選ばれた。
災害時に大切な物を持ち出す防災用バッグを日常で使えるよう改良した「魔法のポケット」が評価された。普段は壁に掛けたウォールポケットが、災害時には多機能ポケットを備えた防水ポンチョに早変わりする。得意のメッシュフィルター技術を生かし、素材に特殊コーティングを施して防水性を備えた。たためばリュックサックにも使える。
日常と非日常の境目をなくす「フェーズフリー」の視点から商品化のヒントを得たという。地球温暖化の進行で防災用品の市場拡大を見込む。年内にも商品化し、カラーバリエーションも広げたい考えだ。
石橋衣理社長は「日常と非日常を同じ目線で考えられるようにしたい。『もしも』が『いつも』になれば」と語った。
アイデア部門はデンソーの社内有志グループ「ECONOWA」が最優秀賞だった。ビニール傘をリサイクルした梱包材で物流コストの低減につなげるプラン。
国内では年間8000万本が焼却や埋め立てのごみとなることに注目した。豊富な資源として生かすことで、ごみ問題の解消にも貢献できるとしている。
物流コストのうち削減が難しい原材料費からアプローチした点や、大量廃棄されるビニール傘を資源ととらえる発想の独自性が評価された。
【加藤広宣】
壁掛けポケットが災害時は防災ポンチョなどに変形する(提供)