豊川市の市制施行80周年ＰＲ動画に出演し、機運を盛り上げている演歌歌手山川豊さんが11日、80周年ＰＲアンバサダーに就任した。任期は来年３月まで。市役所で記者会見した山川さんは「全国各地へ豊川の魅力を発信していく」と意気込みを語った。
　芸能生活42年の山川さんは動画で「豊川豊」に名前を変え、豊川の魅力をＰＲしている。コスチュームもユニークだ。バラの花をイメージしたピンク色で「豊」の文字が入ったかつらを頭にかぶり、稲荷ずしの色に合わせた金のジャケットを着る。
　この姿で登場した山川さんは「豊川は自然が豊かで、イオンモールもオープンし活気がある。私自身も住んでみたい場所。全国各地から豊川への移住者が増えるようＰＲしていきたい」と力を込めた。
　ＰＲ動画の撮影などで、すでに豊川へ４回来ている。今後は６月３日の記念式典ほか、周年事業への参加が決まっており、市民と一緒に80周年を盛り上げる。
　竹本幸夫市長は「全国にファンがいる山川さんに豊川をＰＲしていただくことで、多くの人に興味をもってもらえる」と期待した。
　また周年記念グッズ「豊川って、豊かだー。」と名付けたラーメンを作った。山本製粉（小坂井町）のしょうゆ味のカップ麺で、山川さんの写真を掲載した特別パッケージにした。３０００個作り、式典のほか、おいでん祭などで無料配布する。
　山川さんはアンバサダーとしての初仕事として、このカップ麺をＰＲ。「あっさり味で、スープまで全部飲めた。具材のワカメもおいしい」と述べた。
【竹下貴信】