蒲郡市の蒲郡防犯協会連合会の太田美佐さんはこのほど、一般財団法人「JP生きがい振興財団」の「第17回地域安全功労賞」を受賞した。警察職員などの生涯生活設計、地域安全活動を支援する法人。
太田さんは1990年に協会に入り、34年間にわたり地域の安全安心のための活動をしてきた。2015年から続けている防犯カメラ設置事業「がまもりんプロジェクト」に積極的に取り組んでいる。
事業は自動販売機会社の協力で飲料の売上金の一部を寄付し、防犯カメラの購入や設置の費用に充てる。市内の駅駐輪場にはカメラがあったが、街にない状態を解決したいと思った太田さん。自販機を活用した基金制度に注目し、設置事業を進めようと。協会の総会で承諾を得て、100台を目標に活動してきた。
市内の企業や団体が取り組みに賛同し、76台のカメラを市内各所に設置できた。犯罪抑止や付近で起きた交通事故の原因究明、行方不明者の捜索にも役立っている。
賞は住民から高い信頼を得ている警察職員と警察業務に多大な協力している地域住民の功績をたたえて顕彰し、安全な地域社会づくりに貢献する。今回、蒲郡署が太田さんの長年の取り組みを評価して財団に推薦し、選ばれた。受賞式は東京都で開かれた。
太田さんは「設置事業は市内の企業や団体、商店街の理解と協力で活動できています。目標100台に向けて頑張りたい」と話した。蒲郡署生活安全課の守田哲朗課長は「これからも、地域の人の自主防犯の意識を高めながら活動をしていきたい」と述べた。
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愛知県蒲郡市生まれ。2020年、地元蒲郡が好きで東愛知新聞社に入社。同年から蒲郡担当、市政や地域行事、文化など全般を取材。ドローンを使って東三河の名所を空撮したルポ「大二朗記者の空からの訪問」を不定期連載。これまで、三河大島や三河国分尼寺跡、日出の石門などを空撮してきた。ドローン技術向上のため、国家資格「一等無人航空機操縦士」を24年に取得。読者の皆さんが楽しんでもらえる記事と記憶に残る写真を掲載できるよう、日々、頑張っていきます。
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