新城市で20、21の両日、名古屋市中区のドローンスクール「For Nature」が主催する空撮ツアーがあった。同行し、新城の観光名所を空から訪問した。
例年、スクールに通う人と卒業した人との交流を深め、互いの操縦技術を高める目的で、東海地方を中心に撮影会を開いている。今回、東愛知ドローン協議会の鈴木達也会長の協力で実現した。
ドローンの操縦資格を持つスクール関係者と協議会メンバーら約40人が参加した。事前に鈴木会長が警察や市、地権者、湯谷温泉の旅館などに許可を得た場所で飛行させた。参加者は国土交通省の専用サイトに飛行計画を登録するなど、安全管理を徹底した。
両日とも風はなく絶好のドローン日和だった。湯谷温泉と四谷の千枚田、ナイアガラの滝と呼ばれる「長篠堰堤(えんてい)」を空撮した。
20日は湯谷温泉を訪れた。早速、ドローンを組み立て飛行させた。空からは、近くを流れる宇連川と立ち並ぶ温泉旅館、遠くの山々に差し込む太陽の光などが幻想的な空間を作り出していた。
21日は勢いよく流れる長篠堰堤に行き、高さ20㍍で撮影すると流れる水が白い糸のように見えた。続いて、千枚田を訪問した。水が張られた田んぼが鏡のようになり、青空や周辺の木々が映り込んでいた。空からでしか見られない光景が操作画面から広がっていた。
主催した「For Nature」の安田公也社長は「参加者は新城の絶景や名所が見られて満足していた」と笑顔で話した。
鈴木会長は「苦情やトラブルなどなく無事に終えて良かった。これからは、地元のドローン愛好会が楽しめる撮影会も考えていきたい」と述べた。
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愛知県蒲郡市生まれ。2020年、地元蒲郡が好きで東愛知新聞社に入社。同年から蒲郡担当、市政や地域行事、文化など全般を取材。ドローンを使って東三河の名所を空撮したルポ「大二朗記者の空からの訪問」を不定期連載。これまで、三河大島や三河国分尼寺跡、日出の石門などを空撮してきた。ドローン技術向上のため、国家資格「一等無人航空機操縦士」を24年に取得。読者の皆さんが楽しんでもらえる記事と記憶に残る写真を掲載できるよう、日々、頑張っていきます。
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