山本文科政務官、G20文化担当大臣会合に出席

2023/08/30 00:01(公開)
G20会合の様子を報告する山本政務官=東愛知新聞社で
 山本左近・文部科学政務官は、インドで開かれた主要20カ国・地域(G20)の文化担当大臣会合に出席し、各国代表とともに遺産や文化財保護の重要性について議論した。成果文書が発表されている。28日に帰国し、東愛知新聞社に報告した。
 山本政務官にとって初の国際会議だった。会合場所は北部にあるウッタルプラデーシュ州バラナシ。仏教にとってもヒンズー教にとっても聖地となっている。議員になる前にNPO法人の一員として同州を訪ねたことがあったという。
 会合では、20カ国とアウトリーチ8カ国の大臣や政府高官が出席。遺産や有形無形の文化財の保護、(略奪文化財の)返還、文化創造産業、デジタル化について議論が交わされた。
 山本政務官は、1950年代から続く日本の文化財保護の歴史を紹介した。また、デジタル化について「鉄腕アトム」「ドラえもん」を取り上げ「日本には漫画やアニメ文化の中でAIやロボットが以前から登場する。デジタル化の急速な進展に懸念の声があるが、人に寄り添い、共存するロボットへの理解がある」などとアピールしたという。アイヌ民族の言語や文化をデジタルアーカイブ化する取り組みも説明した。
 インドとカナダの代表と1対1の会談をこなした。外国語に堪能な山本政務官は、前日のパーティーや会合後の懇談で、できるだけ多くの人に声を掛けようと決めていた。おかげで10カ国以上の人と話ができたと振り返る。「F1ドライバー出身です、と自己紹介すると皆が驚いた。自身のバックグラウンドが役に立った」と述べた。
 そして「事務方の事前協議、国際会議の代表同士のやりとりなど、さまざまなことを学んだ。得難い体験だった」と語った。
 9月9~10日には岸田文雄首相が出席するG20首脳会合がある。
【山田一晶】
インド代表との1対1会談=バラナシで(提供)
各国代表と活発に意見交換した(同)
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