豊橋市は、同市中野町で整備を進める「市動物愛護センター（仮称）」のインスタグラムアカウント＝ＱＲコード＝を開設した。保健所で保護されている犬猫の写真、新しい飼い主に引き取られた後の様子などを発信する。
　センターは鉄筋コンクリート平屋建ての１０００平方㍍。犬20匹と成猫40匹、子猫60匹が収容できる。動物愛護の啓発、犬や猫の譲渡推進、被災動物の収容などが可能。地域猫保護室があり、専用の出入り口から猫を搬入、手術後の搬出までを他の動線と交わらないようにしている。
　今年度中に設計を終了し、２０２４年度に着工。25年度中の開所を目指す。総事業費は９億円。
　インスタグラムは今月７日に始めた。保健所では14日現在、犬３匹と猫18匹が保護されている。犬猫の日々の暮らしと、譲渡後の幸せな様子を発信することで、新しい飼い主の希望者を増やす。ほかにも、センターの整備状況を随時伝える。
　また７月に初めて開かれた「ペット同行避難訓練」や譲渡会の開催情報を事前告知するほか、イベント内容を発信することによって、参加できなかった人にもペットの適正飼育やペット防災などについて啓発する。
　運用する生活衛生課の担当者は「週に１～２回は更新したい」と話している。
【山田一晶】