前豊橋市長の佐原光一さんが今年度の国土交通大臣表彰を受けた。その受賞を祝う会が21日夜、豊橋市の「ホテルアソシア豊橋」であった。河川事業関係団体の役員として長年尽力した功績が認められた。
国交大臣表彰は道路や住宅・建築、都市計画など各種事業のほか、総合建設業など11分野で功績のあった個人と団体を対象に今年度は個人230人と2団体を選んだ。
佐原さんは12年間の市長時代、県豊川改修促進期成同盟会の会長として河川事業の推進に尽くしたことが認められた。設楽ダム建設では国交省出身としての知見や中核市長の立場から、流域自治体のまとめ役としても活躍した。
祝う会は鈴木伊能勢氏を代表に、元衆院議員の山本明彦氏、オーテックの彦坂守相談役、藤城建設の藤城匡昭社長が発起人となった。根本幸典衆院議員ら地元選出の国会議員をはじめ県議や市議のほか、地元政財界などから約150人が祝福した。
佐原さんは設楽ダムの思い出として「下流域の自治体に声を掛け、水源地に恩返しできる施設を整える提案もした」と懐かしんだ。ダム建設に関連し、人命を救う視点を事業評価に採り入れる手法を挙げた。「人命と金を結び付けるなとの批判も根強く難しいが、日本の行政が抱える大きな課題だ。市長時代に取り組んでおきたかった」などと振り返った。
【加藤広宣】
出席者に表彰状を披露する佐原さんと妻恭子さん(中央)