蒲郡市の「ホテル竹島」は、名古屋コーチンの卵を使用した新商品「ホテル竹島プリン」を販売している。プリンの単独販売は初めて。
　新型コロナウイルス禍の取り組みで、パンナコッタなどを入れた和食弁当やオードブルのテークアウト販売した際、より利用者を満足させる商品を考えるようになった。伊藤勝也料理長は「ホテルでの飲食も可能なテークアウトできるスイーツを作ってみよう」と考え、幅広い年齢層が愛されるプリンを開発。９月15日に発売した。
　「プレーン」「ショコラ」「抹茶」の３種類。「おいしく食べてもらいたい」との思いを込め、職人が手作業で一つひとつ作る安心安全の無添加の蒸しプリン。ゼラチンを使っていないため、クリームのようななめらかな口当たりが売りだ。
　プレーンは、名古屋コーチンの卵を１００％使用、乳脂肪分の濃い牛乳と生クリーム、バニラビーンズを加えた。バニラの香りと絶妙な甘さが口に広がる。付属のカラメルを加えて味を変えて、楽しむことができる。
　ショコラは、カカオ80％のクーべルチュールチョコレートを加えた。カカオの香りと、濃厚なチョコムースを食べているかのような感覚が味わえる。
　抹茶は西尾産を使い、抹茶本来の味と香りをしっかりと感じられる。
　ホテル２階のティーラウンジで販売。１個４５０円。６個入りの詰め合わせは２５００円（要予約）。
　予約部の池田和央部長は「普通のプリンとは違い、素材にこだわった商品になっています。食べて楽しんでほしい」と話した。
【林大二朗】