7年かけて牟呂八幡宮の歴史を一冊に

2023/10/19 00:00(公開)
保存会の皆さん=東愛知新聞社
より深く掘り下げ、保存会が出版

 「牟呂八幡宮神幸神事相撲保存会」は、豊橋市の牟呂八幡社の成り立ちや神事などをまとめた「牟呂八幡宮の歴史」を出版した。
 幕末にあった「ええじゃないか」発祥の地として知られ、地元から「八幡様」の愛称で親しまれている。
 2016年、神社の歴史や行事をまとめた写真集「牟呂八幡宮」を出版。好評だった一方で、「もっと詳しく解説した本が欲しい」と声が寄せられた。そこで「あらゆる角度から神社や牟呂地区の歴史が学べる」とのコンセプトのもと、約7年かけて制作した。
 1章の「牟呂八幡宮のはじまり」で由緒や祭礼など概要、2章の「牟呂八幡宮の概観」では八幡宮の成り立ちや例大祭、「神事相撲」の歴史などをひもといた。3章の「牟呂八幡宮の文物」では太平洋戦争の戦災についてまとめた。付載では「ええじゃないか騒動」や出土した鉄鉾(てつほこ)について解説している。
 森田勝三会長は「さまざまな書籍や資料を読み込んで作った。今まで伝わっていた歴史と違う部分があり、発見もある。ぜひ手に取ってみて」と呼び掛ける。
 A4カラー120㌻で1500円(税込み)。牟呂八幡社、牟呂地区市民館で販売中。問い合わせは牟呂八幡社(0532・31・1567)へ。
【北川壱暉】
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