三河では迎春に欠かせぬ一品 ハゼの甘露煮づくり最盛期

2024/12/05 00:00(公開)
ハゼに伝統のタレを染み込ませる従業員=平松食品御津工場で

 おせち料理に使われる「ハゼの甘露煮」づくりが、豊川市御津町のつくだ煮製造販売「平松食品」御津工場で最盛期を迎えた。

 

 先月から作業が始まった。三河産と中国産のハゼのはらわたを取り、尾までしっかり残るよう工夫して素焼きし、伝統のタレでじっくり煮込む。完成までに3日間かかる。

 

 三河のおせちには欠かせない一品。ハゼの顔が能面の翁(おきな)に似ていることから、食べると長寿になるとされるほか、泳ぎが速いことから「目標達成」を願う縁起物にもなる。

 

 同社はハゼを手に入れるため、地元の釣り人などに協力を呼び掛け、買い取って確保している。今年は天敵のスズキが少なく、良型のハゼ総量約1・9㌧が集まったことで、甘露煮になる量が増えた。

 

豊橋の直売店で販売

 

 豊橋市梅薮町の直売店「美食倶楽部」では三河産70㌘を550円、中国産75㌘を420円で販売中。平松賢介社長は「ふかふかでおいしい甘露煮を楽しんで」と話した。

 

甘露煮づくりの様子は公式YouTubeからチェック

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林大二朗

 愛知県蒲郡市生まれ。2020年、地元蒲郡が好きで東愛知新聞社に入社。同年から蒲郡担当、市政や地域行事、文化など全般を取材。ドローンを使って東三河の名所を空撮したルポ「大二朗記者の空からの訪問」を不定期連載。これまで、三河大島や三河国分尼寺跡、日出の石門などを空撮してきた。ドローン技術向上のため、国家資格「一等無人航空機操縦士」を24年に取得。読者の皆さんが楽しんでもらえる記事と記憶に残る写真を掲載できるよう、日々、頑張っていきます。

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