浅井豊橋市長が自身の責任に言及つつじ荘の虐待事案

2023/12/02 00:00（公開）

政治・行政

つつじ荘の虐待事案で自身の責任に触れる浅井市長=豊橋市役所で

　豊橋市の浅井由崇市長は１日、市特別養護老人ホーム「つつじ荘」であった入所者への虐待事案について市議会12月定例会（４日開会）の会期中にも「自身の責任の取り方などを明らかにする」との考えを示した。定例記者会見で述べた。
　虐待事案について施設がこの日、継続調査で新たに分かった事案についても、市の担当部署へ２回目の改善計画書を提出したことも発表した。
　施設では問題発覚を受けて職員への聴き取り調査を踏まえ、再発防止策を盛り込んだ改善計画書を11月10日に市へ提出している。併せて管理職などの処分も検討が進んでいるという。
　市長の責任問題について具体的な処分内容は明言しなかったが、一定期間の給与返上などを想定しているという。浅井市長は「市長の責任を重く受け止めている。改善計画の下で新しい介護体制の確立へ向け、職員と結束して信頼回復に努めたい」と陳謝した。
　つつじ荘では昨夏と今夏の空調故障の際、入所者へのプライバシーの配慮に欠けた対応など複数事案が虐待と判定された。
【加藤広宣】

購読残数： / 本

この記事は登録会員限定です

この記事は有料購読者限定記事です。
別途お申し込みをお勧めします。

有料会員に申し込む

合わせて読む