任期満了に伴う豊橋市長選(10日投開票)で、初当選した長坂尚登氏(41)が11日、市選挙管理委員会から当選証書を付与された。豊橋公園東側での新アリーナを核とする再整備計画の契約解除を公約を掲げており、報道陣の取材に対し改めて「就任後、すみやかに事業者への契約解除を通知する」との考えを強調した。
この日は、市長選のほか市議補選の当選者4人に池田至委員長から当選証書が手渡された。
長坂氏は新アリーナ建設反対票を取り込み当選したが、推進派2候補の合計得票が上回った。指摘に対し長坂氏は「過半数の賛同がなければ市長は何もできないのはない。首長や国会も同じルールだ。反対票などもを含む市民すべての代表者として仕事をするだけだ」と述べた。
市長の任期は17日から4年間。長坂新市長は18日に初登庁し、早ければ同日にも新アリーナの特定契約事業者「豊橋ネクストパーク」へ契約解除する旨の通知を指示するという。
市アリーナ推進室によると、この事案の契約解除は6カ月前に通知が必要で、違約金の支払い義務が生じるが金額は分からないという。着手した実費のほか、将来的に事業者が得られると見込む逸失利益をどう算定するかなどが注目される。
市議補選では元議長の田中敏一氏と元職の豊田八千代氏が返り咲いた。新人は維新の山田隆司氏、無所属の山口倫代氏が当選した。
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愛知県田原市出身。高校卒業後、大学と社会人(専門紙)時代の10年間を東京都内で過ごす。2001年入社後は経済を振り出しに田原市、豊川市を担当。20年に6年ぶりの職場復帰後、豊橋市政や経済を中心に分野関係なく取材。22年から三遠ネオフェニックスも担当する。静かな図書館や喫茶店(カフェ)で過ごすことを好むが、店内で仕事をして雰囲気をぶち壊して心を痛めることもしばしば。
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