新城市主催の「新城消防祭」が、桜淵公園いこいの広場グラウンドで21日に開かれる。入場無料。
　毎年１月の「消防出初式」と、３月の「消防団観閲式」、９月の「消防防災フェスタ」と、別々に開いてきた三つのイベントを集約して初開催。消防団員の負担軽減と、各行事を見る人が消防関係者に限られていたことから、一本化して広く公開する。
　オープニングセレモニーとして出初め式と観閲式を融合させた消防隊と団員による一斉放水とラッパ吹鳴を披露する。消防署と消防団、女性防火クラブによる分列行進もあり、隊員が防火服や化学防護服、感染防止衣も着て登場する。
　体験ブースも設ける。消防車両や警察車両が参加するほか、レンジャー体験など14種類を用意。子ども向けに「消防祭カード」を配る。
　飲食店など14店が出店する。この中で消防隊員や救急隊員が当直勤務中に食べる「消防飯」を紹介。ニンニクたっぷりの「消防カレー」と、牛肉が入った「消防うどん」を販売する。
　駐車場は公園に４００台、南部企業団地に５００台を用意。企業団地からはシャトルバスを運行する。
　消防総務課の加藤正文課長は「親子で来て現場の姿を見てもらうことで、消防隊員や団員の確保につなげたい」と話している。
　問い合わせは新城市消防総務課（０５３６・22・４８０３）へ。
【安藤聡】