新城・みかわ元気ものがたりが現地との懸け橋に

　ドローン事業などを展開する新城市の「みかわ元気ものがたり」は25日、青森県八戸市にサテライトオフィスを開いた。同社の鈴木達也社長が現地に入り、豊橋市のエムキャンパスとオンラインで結んで情報交換した。
　エムキャンパスにもサテライトオフィスがあり、ドローンによる異業種交流事業を続けている。総務省がサテライトオフィスの展開を進める中、八戸市は企業を誘致しており「みかわ元気物語」は２社目の企業となった。鈴木社長が「エーエー・ディー＆シー（ＡＡ・Ｄ＆Ｃ＝青森愛知ドローン＆コンサルティング）」の個人事業主として月１回前後、八戸市に行く。
　同市産業労政課の佐々木誠課長によると、市はスマートフォンの普及率などでみるＩＴ化が遅れている。県外ＩＴ系企業のサテライトオフィスを誘致し、改革を進める方針だ。
　この日は、鈴木社長が現地の様子をオンラインで報告するとともに、八戸市の取り組みの報告があった。佐々木課長は「鈴木さんが八戸市と三河の架け橋となり、当地を元気にしてくれることを期待します」と述べた。
【山田一晶】