東三河では、地域活性化や起業を目指す学生が近年増えている。初回は、学生団体「SOLO」の代表として活躍する豊橋技術学大学大学院1年の若原大樹さんを紹介する。
■活動との出合い
SOLOに関わるきっかけは、豊橋駅前のイベント「TOYOハシゴナイト」のボランティアスタッフで、団体の創業者である大学の先輩と出会ったこと。その先輩らと学生と社長が直接話せる「リクイート」を企画。地域の社長と関わったことで「これまで聞いたことのない話を聞けて、課外活動の面白さを知った」と振り返る。
■初めての大きな挑戦と挫折
3年で代表になった若原さんは、「夏祭り」のイベントを企画した。だが、初めてのイベント企画に自身のメンタルとチーム作りで失敗をし、中止に追い込まれるという挫折を経験した。だが、それをばねにもっと挑戦していきたいと思い、著者が企画するプロジェクト創出プログラム「火―Okoshi」のプレゼンターに立候補した。
プログラムでは、過去の経験を振り返り、自分のやりたいプロジェクトを考えた。その際に生まれたのが「学生団体や組織の引き継ぎのサポートをしていきたい」という思い。SOLOの代表として一つひとつの活動を下級生に引き継ぐ難しさに直面し、「引き継ぐ側も志を持つことの重要性を感じた」ときっかけを語る。
■志で企業と学生がつながる場所
引き継ぎの課題を徐々に克服しながら、今年は「火―Okoshi」の実行委員会代表として、一人ひとりの学生の成長に向き合った。
今後は「SOLOを通じて企業と学生が志で繋がる場を作りたい」と意気込む。東三河の地元企業を巻き込んだ就活イベントを実施し、企業側に会社のビジョンや社長の志をプレゼンする取り組みも企画している。「企業も主体的に動ける学生と出会い、学生も充実した人生を送るきっかけをつくりたい」と今後も活動を続ける。
若原さんの活動に興味がある人はSNSから。
(籔内龍介)
■わかはら・だいき
2001年7月15日、豊橋市生まれ
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東三河で「火―Okoshi」という学生向けの活動支援プログラムを企画するLirem代表の籔内龍介が地域で活躍する学生を迫っていきます。
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Lirem創業者。2000年1月11日生まれ。山口県宇部市出身。2020年3月、宇部工業高等専門学校を卒業、同年4月、豊橋技術科学大学3年で編入、在学中の2021年10月にLiremを設立して代表取締役に就任。現在は起業家支援事業や事業会社のイノベーション促進に向けた研修プログラムを提供する。「火―Okoshi」も運営する。
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