豊橋市民病院の感染症病棟完成

2024/04/08 00:00(公開)
完成した豊橋市民病院の感染症病棟(提供)
19日の完工式後に供用開始

 豊橋市青竹町の市民病院で建設していた感染症病棟が完成した。一般病棟と分離し、陰圧装置により院内感染のリスク低減を図る。病室以外でも気圧管理や空気の制御が可能で、異なる感染症の患者を同時に受け入れられる。19日の完工式後に供用開始する。
 敷地東側で2022年秋から鉄骨造平屋建ての病棟(延べ約900平方㍍)を13億円かけて建設した。
 南病棟にあった専用病床10床を分離移転させてすべて個室とした。院内感染対策では気圧を低く抑える陰圧装置で病室からのウイルスなどの流出を抑える。
 エックス線撮影室なども独自に設け、一般患者と区別して初期検査から入院まで一貫できる。病室以外の廊下やスタッフ詰所なども個別に気圧管理ができ、空調の制御で異なる感染症の患者を受け入れられる。新型コロナウイルスのほか、MARS(マーズ)やSARS(サーズ)などの感染症に対応できる。
 市民病院は、東三河で唯一の第二種感染症指定医療機関として感染症病床を持つ。
【加藤広宣】
陰圧装置を導入した病室
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