全日本アートサロン絵画大賞展で優秀賞

2024/04/09 00:00(公開)
大人に混じって全国公募展で入賞した冨山さん(右から2人目)=豊橋市役所で
豊橋青陵中1年 冨山さんの日本画

 年齢制限のない絵画の全国公募展「第33回全日本アートサロン絵画大賞展」(実行委員会、産経新聞社主催)で、豊橋市立青陵中学校の冨山幹太さん(12)の日本画が自由表現部門で優秀賞に選ばれた。市の放課後活動「のびるんdeスクール」を機に、初めて挑戦した日本画で快挙となった。

 公募展には全国から年齢を問わず1328点が集まった。冨山さんは牛川小学校3年時に創設初年度のスクールで絵画を学んだ。県内のコンクール入賞で自信をつけ、スクール講師で日展画家でもある高木基恵さんに師事し、短期間で日本画にも取り組んだ。
 昨夏に完成した「青空」は自宅に飾られた二眼レフを題材に、岩絵の具を塗り重ねて立体的に表した。高木さんの助言で2枚のレンズに映る背景にもこだわり、自身で選んだ公園の木々と青空の対比を盛り込んだ。
 この日は講師の高木さん、父尚洋さん(45)と市役所に山西正泰教育長を訪ね、受賞の喜びを報告した。
 冨山さんは「知らせを聞いたときはうそかと思った。スクールでは知らないことを学べて楽しかった。中学ではスポーツも含め幅広く挑戦し、描きたいものを見つけたらコンクールにも出品したい」と意欲を見せた。
 高木さんは「助言を素直に受け入れる姿勢と探求心がある。受賞作は立体感にあふれ、遠くから見ても存在感がある。ダイヤの原石と呼べる逸材」とたたえた。
 山西教育長は「子どもの可能性を伸ばすスクールの趣旨に合致した。あとに続く小学生のいい見本になる」と喜んだ。
【加藤広宣】
題材となったカメラ
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