大一青果が豊橋駅周辺店へ配送事業本格化

2024/04/10 00:00(公開)
直営店でも商品が見られる=豊橋駅ビルカルミアで
 豊橋市の青果物卸「大一青果」は9日、地元農産物の地産地消を促すため、豊橋駅周辺の中心街で営む飲食店などを対象にした配送事業を本格化させた。市などと取り組んだ実証実験の成果を踏まえ事業化した。配送網の充実を図り、消費者への産地アピールにもつなげたい考えだ。
 昨年10~12月に市と中部ガス不動産の3者で実証実験に取り組み、市場のプロが選ぶ農産物を14の飲食店や菓子店へ定期配送した。
 無料通話アプリを使って定期配送(火曜、木曜、土曜)の前日午後3時まで注文できる。大一青果が推奨する限定商品の情報も当日朝に配信し、追加注文として受け付ける。扱う農産物は豊橋駅ビル「カルミア」に出店した直営店にも並ぶ。直営店への配送網を生かし、少量注文にも応じられる。
 実証実験では参加店からアプリ発注の簡単さやスーパーにはない品ぞろえ、プロの目利き商品が確実に入手できる安心感が好評だった。ある飲食店では「スーパーなどでの食材調達は、不慣れなアルバイトだと目利き違いをしてしまう恐れもある」という。
 高橋伸育社長は「駅前の飲食店などは観光やビジネスの利用も多い。豊橋を訪れる関係人口の増加に備え、参加店を増やし、地元農産物をアピールする絶好の機会としたい」と期待する。
【加藤広宣】
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