起業初期のスタートアップ応援、豊橋市が4社補助へ

2024/05/30 00:02(公開)
スタートアップチャレンジ交付金に選ばれた起業家ら=豊橋市役所で
 豊橋市は、市内を活動拠点とする起業初期のスタートアップを対象とした支援金の交付先4社を発表した。「スタートアップが集積する生態系(スタートアップ・エコシステム)」づくりを目的に、事業構想を具体化するための経費を補助する。今年度は総額800万円を交付。その後はさらに社会実装を支援する別メニューなどもある。
 交付金で対象経費の半額か250万円を上限に補助する。今年度は市内外の8社が応募し、農業や物流、医療福祉などの各分野で課題解決型ビジネスを構想した起業家らが選ばれた。
 収量安定など農業経営支援を手掛ける「INGEN(インゲン)」(千葉県松戸市)には250万円を交付した。農家の収益性向上とより強い産地の形成を科学的に支援する。自社で作り始めたアスリート向けの野菜をさらに広げようと、大産地の豊橋市や田原市を新たな拠点に展開したいという。
 櫻井杏子社長によると注目はブロッコリー。栄養価が高く、半世紀ぶりに国の新たな指定野菜として追加される見通しとなった。全国有数の産地を持つフィールドとして豊橋市や田原市を新たな拠点とした。
 ほか、物流トラックのドライバー不足を補う中継輸送システム「ドラ基地」を手掛ける「スペース」(蒲郡市)の村井美映社長に250万円。
 放射線技師ら医療従事者向けに被ばく状況の可視化と随時知らせる装置開発を目指す小澤容平さん(豊橋市)と、がん患者の孤独感を解消する治療日記シェアアプリを開発した「Ribbon Base(リボンベース)」(豊橋市)の西川隆一社長に150万円を補助した。
【加藤広宣】
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