豊橋市が創業と事業承継支援連携へ合同会議

2024/06/13 00:00（公開）

社会

創業と事業承継の連携強化で意見交換した合同会議=豊橋市役所で

　豊橋市は12日、市内の創業や事業承継の関係機関を集めた初の推進合同会議を開いた。市の「とよはし創業プラットフォーム」「とよはし事業承継ひろば」に関わる支援機関が昨年度の活動を踏まえ、互いの課題解決へ向けた連携強化について意見交換した。
　市は中小企業の支援策として、創業と事業承継の両面で関係機関とのネットワーク強化を図るという。
　この日は豊橋商工会議所やサイエンス・クリエイトなど創業や事業承継の相談窓口となる機関をはじめ、市内の公的金融機関や地銀、信金などの支援機関が現状と課題など意見を交わした。
　新規創業では女性に特化した創業塾などの先進事例が紹介された。事業承継では親族承継中心だった傾向から、事業売却などのＭ＆Ａも増えつつあるなどの変化も示された。
　県事業承継・引継ぎ支援センターで三河地区も担当する中村慶三氏によると「相談の多くは製造業者の承継だ。一方で製造業の創業希望者も一定数いるが、多額な初期投資が障壁となる」などと指摘。「ミスマッチ解消には双方の仕組みをつなぐことに鍵がある」と述べた。
【加藤広宣】

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