花火で鈴木恵子さん追悼

2024/06/22 00:01(公開)
奉賛会の酒井会長に追悼花火の浄財を手渡す利晴さん㊨ら=吉田神社で
7月20日、豊橋祇園祭で有志

 ロケ誘致や手筒花火PRなど長年にわたり豊橋市の観光プロモーションに尽くし、昨年10月に71歳で亡くなった鈴木恵子さんをしのぶ追悼花火が7月20日夜の「豊橋祇園祭花火大会」で披露される。有志らの「恵子さん!ありがとうの会」が呼び掛け、故人と親交のあった豊橋祇園祭奉賛会も協働した。夫利晴さん(74)らが21日、市内の奉賛会事務局で酒井数美会長に浄財を託した。
 ありがとうの会が2月に開いた追悼行事で募金を始め、6月14日までに35万2301円が集まった。さらに奉賛会の100万円と製造元の豊橋煙火が花火の現物提供を申し出た。
 スターマイン200発と仕掛け花火「ナイアガラの滝」。仕掛け花火は全長約100㍍で、奉賛会では「久しく披露していない」という。
 酒井さんは「メディアや旅行客への対応、花火大会の審査員らの接遇などを不慣れな奉賛会に替わってやってくれた。昨年の花火で見せた表情が今も脳裏に浮かぶ。恵子さんらしい演目にしたい」と意気込んだ。
 利晴さんは「皆さんの好意でさまざまな追悼行事まで企画してもらい感謝しかない。亡き妻とともに当日の花火を楽しみにしている」と述べた。
 恵子さんはJTB勤務を経て、1997年の豊橋観光コンベンション協会設立に携わった。伝統の手筒花火をPRする全国行脚やご当地グルメになった「豊橋カレーうどん」も発案。ロケ誘致を支援する「とよはしフィルムコミッション」で専務理事を務めた。
 奉賛会によると追悼花火は終盤の午後8時34分頃の予定。
【加藤広宣】
ロケ応援などで活躍した恵子さん
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