豊橋市立南陽中学校の卒業生で東京医科歯科大病院感染症内科の具芳明さんが21日、母校で後輩を前に記念講演した。同校の40周年記念。「感染症の最前線より!」と題し、新型コロナウイルスなど、感染症対策に取り組んだ経験を語った。
1997年東京医科歯科大学医学部卒。2016年東北大学病院総合感染症科外来医長。21年4月東京医科歯科大学大学院教授、23年から東京医科歯科大学TMDU感染症センターのセンター長を務める。
新型コロナウイルスの重症患者の治療にあたった。「1人の患者に対し、防護服を着た6人の医者が対応するのも珍しくなかった」など、当時の写真を見せながら説明した。特に20~21年は「治療法が確立しておらず、本当に大変な2年だった」と振り返った。09年の新型インフルエンザ対策や、東日本大震災の避難所で感染症対策に取り組んだ経験が役立ったという。
そのうえで「何が役に立つかわからない。ちょっと背伸びをして、いろいろな経験をしてみて」と語りかけた。
【北川壱暉】