豊川の宇都宮工業が第2工場など新設

2024/06/27 00:02(公開)
新設した宇都宮工業の第2工場と完工式の出席者=豊川市大木町で
 住宅向けの金具などを手掛ける「宇都宮工業」(豊川市大木町)は、本社敷地内に第2工場と完成品出荷倉庫を新設した。完工式が26日、現地で開かれ、関係者が建物の完成を祝った。
 第2工場は平屋建て2100平方㍍、隣接する倉庫は平屋建て1300平方㍍になる。生産設備を据え付け後、8月中旬に稼働する。生産設備では、同社最大級となる加圧能力が400㌧のプレスを導入する。将来的には2台を増設する予定。これにより生産能力を従来の1・5倍に増強し、堅調な需要に応える。24年5月期の売上高は約58億円だが、3年後には70億円を目指す。
 環境面にも配慮する。第2工場の屋根と、倉庫の屋根と壁には「リフレクティックス」と呼ばれる遮熱シートを埋め込んだ。空調設備がほぼ不要になり、光熱費を削減するとともに、従業員の作業環境を大幅に改善できる。さらに屋上には太陽光パネルを設置し、電気を自家消費することでCO2の削減に貢献する。建物と生産設備あわせた投資額は約11億円になる。
 土井昌司社長は「第2工場と倉庫は遮熱シートをしたことで、夏は涼しく、冬は暖かい環境が整いました。快適な環境でものづくりができ、さらなる品質と生産性の向上が期待できます。商品開発のエリアも拡大し、よりスピーディーに顧客の皆さんの要望に応えていける体制が整います」と述べた。
【竹下貴信】
あいさつする土井社長
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