豊橋市から全国に広がった環境保全運動「５３０（ごみぜろ）運動」が来年５月で50周年を迎える。市内の推進団体「５３０運動環境協議会」は記念のロゴマークの公募を始めた。教育効果をねらい市内の小学生を審査委員に電子投票で優秀作品を選び、最優秀の「５３０グランプリ」（賞金５万円）をはじめ各賞を贈る。
　ロゴマークの様式は自由だが、写真などの電子データにして「あいち電子申請システム」＝ＱＲコード＝で応募する。８月30日まで、１人何点でも応募可。
　審査でグランプリ１人のほか「５３０準グランプリ」（賞金１万円、最大３人）、「最多応募賞」は５３０運動にちなんで賞金５３００円を１人に贈る。１次審査では数点に絞り、９～10月上旬の２次審査で小学６年生の希望者が電子投票で受賞作を選ぶ。協議会では選考に関わることで運動への関心と理解を深めてほしいという。
　５３０運動は市内東部の自然歩道でごみ捨てが問題となり、１９７５年５月に豊橋山岳会の夏目久男会長（当時）が「自分のごみは自分で持ち帰ろう」と提唱した。２００２年度に関連４団体の統合で協議会が発足。23年度末現在で会員数は法人１５２団体、個人３８５人。
　問い合わせは、市ゼロカーボンシティ推進課内事務局（０５３２・51・２３９９）へ。
【加藤広宣】