故榊原さん収集の古文書、新城で特別展示

2024/08/02 00:00(公開)
感謝状を持つ榊原洋史さん㊧と、小山厚子県公文書館長=新城市設楽原歴史資料館で
県公文書館に寄贈、長男洋史さんへ感謝状

 新城市の郷土史家故榊原淳一郎さん(1926~72年)が収集した江戸時代の古文書などの特別展示会が、市設楽原歴史資料館で開かれている。1日、長男の榊原洋史さん(69)に県公文書館(名古屋市中区)が感謝状を贈った。
 榊原さんは、豊橋商業高校教諭や愛知大学総合郷土研究所で郷土史を研究。江戸時代に設楽郡西杉山村(現新城市杉山)の庄屋今泉家に伝わった古文書などを収集した。洋史さんは今年3月、県公文書館に1万2292点を寄贈した。
 現在開催中の出張展示では「新城の江戸時代」と題して1829年に庄屋が書き留めた御触書、1604年の「三河国設楽郡杉山村検地帳」、1698年の絵図「山論裁許絵図(さんろんさいきょえず)」などを、9月1日まで無料スペースで見られる。
 洋史さんは鹿児島県奄美地方の歴史研究家。「幼少期から発掘調査などに連れていってくれた。そのおかげで歴史研究にも興味を持った」と話した。「父の功績を次の時代に残すことができた。本人も喜んでいると思う」と話した。
【安藤聡】
展示中の資料
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