豊橋新川小同窓会で25年前の手紙

2024/08/04 00:00(公開)
福井校長から、25年前に書いた自分への手紙を受け取る卒業生=新川小学校体育館で
 豊橋市立新川小学校を1974(昭和49)年3月に卒業した人たちの同窓会が3日、開かれた。60人が出席し、旧交を温めた。
 幹事役は浜松市中央区の司法書士榛葉隆雄さん。みなさんは今年度、63歳になる。1999年、38歳前後で同窓会を開いたがその際、「タイムカプセルを埋めたかどうか」が議論になった。ここぞという場所を掘ったが出てこなかった。そこで改めて「60歳になった自分に手紙を書こう」という話になり、担任4人を含む77人が書いた。そして新型コロナウイルス禍が明けたこの日まで、封印されていた。
 体育館に集まった皆さんは、卒業時のクラス別に別れて着席。名前を呼ばれると、現在の福井宏之校長の前に一人ずつ進み出て、手紙を受け取った。その後、封を開け、25年前に自分で書いた手紙を読んだ。中身を忘れている人が多く「とんでもないことが書いてあった」と話す人、笑い出す人、思わず涙ぐむ人がいた。数人はすでに亡くなっているという。
 福井校長は「すてきなイベントで、母校への強い思いを感じた」と語った。最後に全員で校歌を斉唱し、会場を改めて懇親会を開いた。
 問題のタイムカプセルは結局、どうなったのか。榛葉さんは「証言から、埋めたのは間違いないと思う。拡幅した道路の下にあるのでは」と話していた。
【山田一晶】
手紙を開封し、懐かしさに思わず笑みも
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