がん闘病中の「食べやすい食材」共有

2024/08/08 00:00(公開)
がん治療患者が食の情報を共有できる無料アプリ「リボンズフード」(提供)
スマホ無料アプリ「リボンズフード」配信開始

 がん治療日記シェアアプリを手掛ける豊橋市西幸町の「Ribbons Base(リボンズ・ベース)」は、治療中の食事に関する情報をシェアするスマートフォン向け無料アプリ「リボンズフード」を6日リリースした。実際のがん患者の声を集め、投稿で治療中でも「食べやすい食材」を共有できる機能に特化した。

豊橋の薬剤師・西川さん開発

 治療日記アプリ「ribbons」の開発者で薬剤師の西川隆一さんが手掛けた。SNSで闘病中でも食べやすい食材について、延べ500人の治療患者の声を集め、患者自身が人気投票できる機能を備えた新アプリの開発につながった。
 抗がん剤治療では吐き気や嘔吐(おうと)、口内炎や味覚障害などが食欲を減退させる要因となる。食生活の質の低下は調理する家族への重圧にもなり悪循環に陥りやすい。
 新アプリの掲載情報は料理レシピではなく、食べることへの動機付けとなる内容に特化した。治療の副作用で食べられない悩みを抱える人に「これなら食べられた」という食材などを掲載。アプリを通じて食への悩みを共有し、楽しい食事を取り戻すきっかけにしたい考えだ。
 投稿内容には、閲覧者が「いいね」「食べた」のスタンプで人気投票できるスタンプの多さで表示順が変動するランキング形式とした。
 西川さんによると県内の医療機関、保険薬局のほか保健所などを通じて患者へのアプリ普及を進める。3カ月で利用者1000人を目指す。
 「アップストア」「グーグルプレイ」でダウンロードできる。
【加藤広宣】
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