新城の孤独と孤立防止の取り組み、米医務総監が視察

2024/08/08 00:01(公開)
メンズシェッド参加者と談笑するマーシー氏。左は山本理事長=新城市八名井で
 米国のビベック・マーシー医務総監が7日、高齢男性が活動する「メンズシェッド(男の小屋)」(新城市八名井)を視察した。
 医務総監は米公衆衛生部門を指揮する。マーシー氏はメンタルヘルスや孤独と孤立について研究を続けており、日本の取り組みを学ぼうと加藤鮎子孤独・孤立担当相との会談を計画する中で新城市を訪れた。
 メンズシェッドはNPO法人「しんしろドリーム荘」が2023年秋から旧炭焼小屋と再生した古民家で活動している。50~90代の男性10人が月一度集い、炭焼き窯の修繕や地域の清掃活動に取り組む。NPOが市内で展開する「うたごえサロン」に参加する人もいる。
 山本拓哉理事長は「市内にある空き家を活用して拠点づくりを進め、家庭で使われなくなったおもちゃを修理する活動も考えたい。福祉の支援を受けずに地域貢献することが大切」と説明した。81歳の男性は「同年代を助けるために竹つえづくりをしたい」と述べた。
 マーシー氏は「孤独の問題は20年前は身体の健康問題だったが、現在は心の問題になっている。創意と工夫ある取り組みを知ることができた」と感想を述べた。
【安藤聡】
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